いぬのお話

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12.ごはんを食べない・・・

2021/10/06

12.ごはんを食べない・・・

愛犬がご飯を食べてくれない、あるいは、いつも残してしまうということは結構ある話です。

しかし、よくお話をお聞きしていると「食べて欲しいから食べ残しのお皿をそのまま出しっぱなしにしている」と言われることが結構あります。

食べて欲しい気持ちはよく分かりますが、出しっぱなしにしていると、いつでも食べることが出来るので、すぐには食べなくなってしまいます。「後で食べるから置いておいて」と言われているかのように。でも実際はそのとおりです。

まずは、食べなくても10分~15分で片付けてみましょう。もし、食べなくても次のご飯までは我慢させることがポイントです。

他にも「ドッグフードだけでは食べないからトッピングをしている」と言うお話もお聞きします。でもさらにお話をお聞きしていると、トッピングの質がドンドン上がっているということも。

もちろん、トッピングが悪いわけではありませんよ。うちの家でも魚を食べる時は魚の骨や皮がうちの犬のご飯にはのっていますから。おいしそうに食べています(笑)

トッピング付きドッグフードをよく食べてくれるからトッピングをグレードアップする場合は良いでしょうが、食べてくれないからと言う理由でグレードアップしてしまうと、どんどんグレードアップしていかないと食べなくなってしまいます。とにかく、少量でもご飯を完食させてみましょう。

11.愛犬が急に咬みだした

2021/10/06

11.愛犬が急に咬みだした

今まで可愛がっていた愛犬が飼い主様に対して急に咬みだしたら非常にショックですよね。

ですが、犬が飼い主様を噛みようになるまでにはいろいろな警告をしてきているものです。

問題1:ご飯を食べている時に近づいたら急に咬みにきた。

ご飯を食べ残した犬が遠くに離れているのに、人が入ってきたら「ご飯を取られる」と思い、食器の前でフードを見ています。でもまだ、それだけです。が、問題は始まっています。そのうちに食べている時に人が動くと食べているのをやめて動かなくなるでしょう。人がいすなどに座るとまた食べ始めます。この時点で咬みにはこないでしょうが、かなり危険信号です。

食べている最中に人が近づいてくると唸り始めるでしょう。

咬み始めるとこれはダメだと言うことで愛犬を叱り始めます。そうすると、さらに関係は悪くなり悪化していきます。

問題2:撫でていると急に噛みようになった。

まず分かっていただきたいことは撫でられることが好きな子は撫でてあげようと手を近づけても歯を当ててはきません。

噛み子はまず、撫でようとすると軽く歯を当ててきます。そのまま育てていくと噛み力が強くなってきて、痛いので飼い主様が手を離してしまいます。

噛んだら離してくれると思い込むのでまた噛んできます。愛犬が手を噛む→人が手を離すの流れです。嫌な時には噛めばいいのだ!!と噛むことが当たり前になり始めます。

それぞれはひとつの例ですが、本気で噛みようになるまでには何度も何度も愛犬は警告のサインを出してくれています。

10.犬は応用が苦手

2021/10/06

10.犬は応用が苦手

愛犬に何かを教えようとした時、例えば「おすわり」。

ご飯の前やおやつをあげる時に教える場合が多いと思いますし、覚えるのも早いでしょう。だけど、違うシチュエーションで同じように「おすわり」と言ったけど、してくれないということは多くの方が経験していることと思います。

「家の中ではしてくれるんだけど、お散歩の時はなかなか家の中のようにはいかないよね」ということもよく耳にします。

「犬は応用が苦手です」。

自宅内で練習していることは自宅内の環境では得意になっていきます。少し思い返してみてください。今では得意に出来るようになったお座りも最初の頃はご飯の度に「オスワリ」と言って教えてきましたよね。その気持ちで今出来ない場所でも教えてあげましょう。必ず出来るようになりますよ。

犬は経験から学習します。
「ここでも座ったら褒めてもらえるんだ」と思ってくれるようになれば、いろんな所で、他のワンちゃんのいる前でも出来るようになりますよ。

9.子犬を飼ったら・・・

2021/10/06

9.子犬を飼ったら・・・

子犬が家にやってきた。まず何をしますか?
サークル、トイレシート、水入れ、食器などいろいろそろえられたと思います。かかりつけの病院を見つけてワクチン接種にも落ち着いたら行きますよね。

では、環境馴致(かんきょうじゅんち)って言葉を聞いたことはあるでしょうか?いろんな環境に慣らしてあげるということです。『抱っこしてなら外に出ていいですよ』と、動物病院の先生に言ってもらったら是非出てくださいね。

生後14週齢頃までが、スポンジのように何でも吸収してくれやすい時期です。もちろんそれ以後も重要です。

車の音、バイクの音、トラックの音、子どもたちのはしゃぎ声、自転車、他の犬、猫、鉄板の音などなど、知らないものが外の世界にはたくさんあります。でも、子犬の時期って怖いもの知らずですので、あっという間に慣れてくれます。

『お散歩を始めてもよいですよ』と言ってもらえたら、さっそくリードをつけて外を歩いてみましょう。怖がって動かないこともあるでしょう。意外とドンドン歩くこともあるでしょう。

お散歩中におやつをあげるようにすると、外にいることに楽しさを持つようになってくれますから試してください。ムリにリードを引っ張るなんてことはしないようにしましょう。動けないことには理由があるはずですから。

8.お散歩について

2021/10/06

8.お散歩について

愛犬は毎日疲れていますか?
ここでいう「疲れている」と言うのは、いい汗かいていますか?ということです。運動が好きな人はサッカーや野球などをした後はすがすがしく疲れていますよね。読書が趣味な方は読み終えた後って「面白かった♪♪」と満足していますよね。犬の場合は、体を動かすことで同じ満足感、疲労感を与えてあげられます。

お散歩などの運動で満足して疲れてくれた愛犬はぐっすり寝てくれるでしょう。自宅内などで物をかんで困ったり、吠えて困るといった問題も解消することが多くあります。

困った行動って最初は有り余ったエネルギーを消費するために自分で考え出した遊びのことが多いのです。吠えることで有り余ったエネルギーが燃焼できることに気付いたワンちゃんは吠えやすい状態になります。何かをかじることで暇な時間を楽しい時間に変えられることに気付いたら暇があったら物をかじる癖がついていきます。

飼い主様にとっては十分なお散歩でも、愛犬には物足りていないことも結構あります。愛犬が満足できるだけのお散歩を出来るだけしてあげてくださいね。

7.お休みの日に

2021/10/06

7.お休みの日に

先日午前中だけ休みという日があったので久しぶりに釣りに出かけました。昔はこれで釣れた、という仕掛けをしたのですが全く釣れず・・・浮いている「うき」をぼーっと見ながら『今、つり針の周りではどうなっているのだろう?』『魚はどうやって針に食いつこうとするのだろう?』と思いました。

トレーニングにお伺いして飼い主様といろいろ話をしていると、『今まで間違ったことしていたな』『ぜんぜん犬のことが分かっていなかったね』と言っていただける飼い主様がいらっしゃいます。

釣りに出かけた時に僕は『自分は魚のことを知らないんだなぁ』と感じながら釣りをしていましたが、これが飼い主様が、『犬のこと、分かっていなかったな』とおっしゃるその気持ちなんだ、と痛感しました。

そして改めて、飼い主様に犬という生き物の気持ちや考え方をより分かりやすく伝えられるようにならなければ、と実感しました。

6.ゆっくり教えてあげましょう

2021/10/06

6.ゆっくり教えてあげましょう

今、あなたは愛犬に何を教えていますか?

私も飼い主様とお話をしていきながら、オスワリ、フセ、マテ、持ってこい、出せ、戻ってくること、などいろいろと指導しています。

飼い主様が愛犬にいろいろなことを覚えてほしいという気持ちがたくさんあることは私にとってはうれしい限りですが、一度にたくさんのことを教えてしまって、結果的になかなか覚えてくれないと言うことになることがたまにあります。ですので、私は「ひとつのことを確実に教えてあげましょう」とお伝えしています。

食例.呼んだら来ることを教える時
『おいでー』と数回呼んだら戻ってくれましたが、飼い主様は褒めないでそのままオスワリをさせました。でもワンちゃんはオスワリをしません。この場合は、呼んですぐに戻ってくるまでは戻ってくることだけを教えてあげましょう。オスワリはオスワリだけを別の時間に教えてあげましょう。『おいで』と『オスワリ』がそれぞれ確実にできたら『おいで』と呼んで来てくれたら『オスワリ』もさせてみましょう。

5.効果的にトレーニングを進めましょう

2021/10/06

5.効果的にトレーニングを進めましょう

せっかくトレーニングを始めてみようと思ったのですから、効果的にトレーニングしていきたいですよね。

そのために愛犬に理解させてあげて欲しいことがひとつあります。それは、『愛犬にとっての楽しいことすべては、飼い主様から与えられる』ということです。

大好きなおもちゃはいつも愛犬の手の届かない所においておき、飼い主様が管理しましょう。遊んであげる時間は飼い主様が決めて飼い主様のペースで遊びます。

食事は生きていくために必須のものです。ですから、もしご飯を食べない時があったら思い切って片付けましょう。そして、次のご飯の時間まで出さないようにしましょう。愛犬にとって大事なご飯も飼い主様が管理してあげてください。出しっぱなしはご飯を一層食べ難くしてしまいますしね。

お散歩中の草むらなどへの匂い嗅ぎも自分勝手に行かせない様にしましょう。自由な時間は飼い主様が『いいよ』などの合図で与えてあげてください。

飼い主様からいろんな楽しいことが与えられるわけですから、愛犬はより一層飼い主様に魅力を感じて生活してくれますよ。

4.合図には解除をつけましょう

2021/10/06

4.合図には解除をつけましょう

オスワリ、フセ、おいで、マテ、オテ、ボール遊び、などなど、いろんな合図を愛犬に教えておられるでしょうし、愛犬も理解してくれていますよね。では、いつまでオスワリしていたらいいのでしょうか?いつまでボール遊びを続けてくれるのでしょうか?

終わりの合図を決めてあげると愛犬も今以上に飼い主様の言葉に耳を傾けてくれますよ。

例えば、『オスワリ』と言うと座ってくれるのでしたら、「OK」や「いいよ」「おしまい」などの合図をかけてから自由にさせてあげましょう。そしてまた「オスワリ」と言って座らせてから「OK」の合図で終了です。

『マテ』の時も一緒です。「マテ」と言うと待っていますよね。愛犬は「いつまで待てばよいのか分からない」と動きやすくなりますので、「もういいよ」や「OK」などの合図をかけてから終わりにしてあげましょう。今まで以上に確実に待つことが出来るようになると思います。

うちでは、自宅内で愛犬とボール遊びなどをして遊んだ時は、充分遊んだと思ったら「終わり」と言っています。その言葉が出たらそれ以上遊んでくれないのを愛犬も知っているので、「もっと遊んで」と言った要求ぼえなどもありません。好きな場所へ行って満足したかのように横になっています。

3.愛犬を満たしてあげましょう。

2021/10/06

3.愛犬を満たしてあげましょう。

犬のおもちゃとおもちゃの管理
おもちゃにはいろんなサイズやいろんな素材で出来たものがありますが、一番気をつけてあげたいのが、サイズですね。とにかく、飲み込んでしまわないような大きさを選んであげてくださいね。

おもちゃの管理方法は、普段与えてあげるものはおやつなどを入れてあげられるおもちゃです。前回にお話したデンタルコングなどですね。そういったもので一人で過ごすことが出来る様に育ててあげると良いと思います。ぬいぐるみやボールなどのおもちゃは一緒に遊ぶ時に出してあげて終わったら片付けるというように管理してあげるといつまでもおもちゃに興味を持ち続けてくれて一緒に遊べますよ。出しっぱなしにしていると興味を失いやすくなりますから。

ゲーム
もってこい遊び:おもちゃを投げてあげて持ってきてくれたらおやつと交換してあげましょう。そしてまたおもちゃを投げてあげ、また持ってきてくれたらおやつと交換します。少しずつ遠くに投げてあげましょう。
宝探しゲーム:最初は愛犬が見ている所でおやつを隠してみましょう。数個隠してから『探して』などの合図で自由にしてみます。おやつを見つけるたびに大げさに褒めてあげましょう。少しずつ見つけにくい所に隠してみましょう。この遊びから隠している間の『オスワリマテ』が身につきますよ。もちろんおもちゃでもできますよ。
引っ張りっこ遊び:ロープなどのおもちゃを使って引っ張りっこ遊びも犬は好きですよ。気の弱いワンちゃんにはこの遊びを通じて自信をつけさせてあげることもできます。逆に気の強い子には『出して』などの合図でおもちゃを放してくれることを身につけさせましょう。

こういったゲームをトレーニングの合間にしてあげるとトレーニング自体も大好きになっていきますよ。だって、その後には楽しいゲームが待っていますから。